製作にあたって，種車から改修が必要な部分はおおよそ以下の通りだと思います．
①ドア改修(最も大がかり)
②霜取パンタ除去，交流機器・菱形パンタ設置(また大がかり)
③クハ側運転台近くの梯子?(名称分かりません……)の撤去
④塗装(東北本線色ライン，貫通扉など)
書き出したら4つ程度でしたが，意外と骨の折れる作業……
最も大変なのは加工前のパーツ探しでした＼(^o^)／
塗装については本体の改修を行うので結局全面塗装する羽目になりました．上塗りやらリタッチでは階調の違いが出てしまってイマイチ（；ω；）
写真はなんとかJRマークを活かすべくエナメルシンナーでラインのみ落とした所です．しかし結局全塗装するので，無駄な作業だった模様……
車体は塗装を落とすためにIPAのプールへGO!，投入後2日位で引き上げました．
この段階では車体に影響はないように見えました(保証はできません)．
塗装そのものは車体色のシルバーがほとんどそのまま残りましたが，これは仕方ないですね．
IPAに漬けている間に，ドア周りの改修パーツを用意します．
これを加工していきます．
厚0.25mm幅1.0mmのプラ板を適度な長さに切り取り，写真のようにポンチで穴をあけます．
ステンレス定規のように強くて曲がらない定規があるとはかどりますよ！
このステップと靴ずりを12ドア分作りましょう(面倒
IPAからボディーを引き上げて半日くらい乾かしたら，今度は車体の加工に入ります．
ボディーにもともとあるドアフレームを一部削ったり，クハの梯子を取ったりしていきます．
削った部分は400番手の紙やすりから600→1000→1200→1500→コンパウンドで仕上げました．
サフを吹いても傷だらけなのが見えたので，この辺は丁寧に仕上げた方がよさそうです．
ボディーにはアルティメットブラックを梨地気味に吹いていき，クーラーは塗料をもっと薄めて光沢が出るように吹いていきます．下地の感触でシルバーを吹いた時の発色がちょっと変わります．
それがこのJRマークです．JRマークはすでに絶版で手に入らないのですが，秋葉原でオレンジ色を仕入れることができました．粘着力が弱くなるように調整したインレタを貼ります．
今回は型抜き用離型剤を使いましたが，糊分が一部固形化して仕上がりが汚くなってしまいました．やってみる方は(いないとは思いますがw)，別の方法も模索してみてください．
上手くいった面ではこんな感じになりました．意外としっかり出ていると思います！
剥がす時はマスキングテープでは流石に取れなかったので，服などに何回かペタペタしたセロテープでそっと剥がしました．
正面もしっかりと塗装．貫通扉の部分はモデリングポンチで抜いた円形のマスキングテープを使うと綺麗にマスキングできました．
緑→赤→白で塗ったのもミスで，赤色の発色が若干悪くなりました．
白はアルティメットホワイトを使用し，隠蔽力でカバーしました．白のラインが太いですが，あまりお気になさらずに……
はがした瞬間の画像はないんですが，マスキング作業量の割にはハッキリと成果が分かりませんでした．下地がブラックのせいで元々黒めだったのが災いしたかもしれません．
写真を参考に，場所を間違えないように張り込んでいきます．
今回はこの辺にしておきます．
次回は屋根を作って，いよいよ完成です！
□準備編はこちら
□完成編はこちら
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